猫の便秘を自宅で治す方法~【3日でスッキリ!】即効果があるフード・マッサージ方法
飼い主が頭を悩ませる『猫の便秘』
足の動かないスコティッシュ・フォールドを飼っている筆者が実際に日々行っている猫の便秘を治す方法を紹介します。
同じ症状の飼い主さんの参考になれば幸いです。
私が飼っているスコティッシュ・フォールドは9歳の時に『骨軟骨異形成』という骨の変形に関わる病気を発症した後、足が動けなくなりました。
足が動かなくなるということは、寝たきり生活が始まるということです。その後体を動かさないことによって、排便が困難になっていきました。
その当時は排便が詰まりすぎて、腸のところどころにスポットができてしまい、そこにまでウンチがつまり、どんどん大きくなる腸が膀胱まで圧迫するようになりました。
何度もおしっこが出なくて(猫は2日おしっこが出ないと尿毒症などで命を落とす事になります)、カテーテルなどによって辛い思いをさせながら病院通いが続きました。
あの頃はそんな辛い日々が続き、
猫も私も泣いて過ごす日々が続きました。
少しでも飽き時間があれば、本やネットで猫の便秘を治す方法を見つけては試す日々が続きました。ただ便秘を治すだけではなく、『飼い主が自宅で便秘を治す方法』です。
きっかけは当時、動物病院のない田舎で生活する人の
『獣医がいない辺鄙な場所で生活していたとしたら、ペットの病気は自分でなんとかしなければならない』
というフレーズに心打たれました。
そしてもう2日置きに病院に排泄のために辛い思いさせ、金銭的にも大変な思いをするのは沢山だと思いました。
試行錯誤の結果、今は月に1度程度お世話になる状態にまで落ち着いています。
猫の個体差があるので全ての猫に当てはまる方法ではありません。
私が現在も猫の便秘改善のために続けている事を紹介します。
ロイヤルカナン『療法食消化器サポート可溶性繊維ドライ猫用』
それまではロイヤルカナンの成猫用のキャットフードにしていましたが、このフードは劇的に効果がありました。
今まで水分がなくて硬く乾燥していたものが、健康なウンチへと変わりました。
猫の便秘に悩んでいる飼い主さんはこれを試してみて下さい。
(他に持病がある等の場合は、まず獣医師に相談してからにしてください)
猫のマッサージ
便秘でマッサージとなるとお腹だけのマッサージをイメージすると思います。
ですがまずはじめに、体全体が強張っているのでそれをほぐしてあげて下さい。
うちのスコティッシュ・フォールドの場合は、まず首周りで気分を良くして、その後背中をほぐします。そして動かない足も。その後お腹です。
マッサージは決して力を入れてはいけません。
猫の様子を見ながら優しく柔らかくが絶対です。1日に一度はそうやって体をほぐしてください。マッサージを毎日続けると、どこが冷えて固くなっているのか分かるようになります。そしてしばらくすると鼻の色が良くなって、体が柔らかくなっていくことがわかります。
体を冷やさない
人間と同じように身体が冷えると、体がこわばり腸の動きが悪くなります。
猫が寝たきりの場合には
大きなペットシートを敷いて、その半分ぐらいの大きさのペット用のホットカーペットを敷いてください。そうすれば猫は自分で体を動かして暑さの調節をすることが出来ます。夏はそうしていますが、冬は湯たんぽを使用しています。
新鮮な水
これは人間も一緒で、水分をしっかり摂取させましょう。ホットカーペットの上などにいる時には特に水分が失われます。常に新鮮な水がお皿いっぱいに入っているかを確認しましょう。
これら続けても1カ月に1度はスムーズに出ない時があります。
その時には信頼している獣医師に相談し、摘出をお願いして下さい。
そして一番大切なことは、猫がウンチをしたらほめて下さい。
そうすることで、猫はがんばります。
いままでこうして猫と頑張ってきましたし、今後もがんばっていくつもりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。